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第42回ダービー卿チャレンジトロフィーが4月4日の中山競馬芝1600メートルを舞台に行なわれる。
ハンデ重賞。
前走、同じ中山芝1600メートルのオープン特別「東風ステークス」を勝ったフィフスペトルが2度目の重賞制覇を目指して出走する。
2008年、函館芝1200メートルの新馬、GIII函館2歳ステークスを連勝。
暮れにはGI朝日杯フューチュリティステークスで2着するなど活躍した。
しかしその後は伸び悩んだ。
そのため早熟馬と思われたが昨年暮れの阪神芝1600メートルのオープン・ファイナルステークスで2着。
そして前走、中山マイルのオープンで2着馬に1馬身半の差をつけて快勝している。
復調に兆しを見せるフィフスペトルが完全復活を目指す。
第54回大阪杯が4月4日阪神競馬場で行われる。
芝2000メートルのGII。
春の天皇賞への最後のステップレース。
叩き2戦目となるベストメンバーが出走する。
昨年はGI皐月賞にも出走して5着。
その後、京都芝2200メートルのGII京都新聞杯で重賞初制覇。
日本ダービーを目指したが骨折によりダービー出走は叶わなかった。
そして前走、日経新春杯で約7ヶ月ぶりに復帰戦を迎えた。
復帰初戦は7着に敗れたが今回は叩き2戦目。
さらなる前進が見込める。
第58回日経賞が3月27日の中山競馬メインレースとして行なわれる。
芝2500メートルが舞台。
本命はロジユニヴァース。
昨年のダービー馬だがその日本ダービーを最後に休養していた。
そのダービーでは雨による極悪馬場で欧州並みの勝ち時計を要したタフなレース。
そこを2着馬に5馬身の差をつけての圧勝。
能力上位。
鉄砲3戦3勝。
相手はネヴァブション。
前走、AJC杯を勝って昨年に続いて連覇達成。
2着馬が続くレースで重賞勝ちを決めるなどハイレベルなレースであった。
日経賞も一度勝っている。
他では前走、中山記念勝ちのトーセンクラウン、有馬記念2年連続3着のエアシェイディ。
◎ロジユニヴァース
○ネヴァブション
▲トーセンクラウン
△エアシェイディ
第17回マーチステークスが3月28日中山競馬場ダート1800メートルで行なわれる。
ハンデ戦。
ダートで安定した成績を残すネイキッドが重賞初制覇を目指す。
今年初戦の京都ダート1800メートルのGIII平安ステークスで3着。
重賞でも壁は感じない。
重賞未勝利だが近親に桜花賞や秋華賞などGI3勝の牝馬ファレノプシスがいる良血馬。
中山競馬場は初参戦となるが坂を苦にしないパワーもある。
ハンデは背負いなれた56キロ。
層の厚いダート戦線で存在感を示せるか。
第40回高松宮記念が3月28日中京競馬場で行われる。
芝1200メートルを舞台とした春のスプリント王決定戦。
昨秋、GIスプリンターズステークス3着以来となるカノヤザクラもGI初制覇を目指して出走する。
芝1200メートル以下の重賞をこれまで3勝。
昨年のスプリンターズステークスでも0秒2差3着と奮闘している。
ウオッカ・ダイワスカーレットといわゆる最強牝馬世代の1頭。
同世代の牝馬が続々ターフを去り、ウオッカも今は現役を退いている。
残り少ない最強世代の1頭として今年は悲願のGI制覇を狙う。
3月20日阪神競馬メインレースは芝2000メートルの3歳限定オープン特別若葉ステークス。
関西圏で行なわれる唯一の皐月賞トライアルだ。
2着馬までに第70回皐月賞への優先出走権が与えられる。
本命はヒルノダムール。
昨年11月の新馬戦では後にオープン勝ち、GIII3着のアリゼオからハナ差2着。
その後はGIII4着、そして前走は京都芝2000メートルのオープン・若駒ステークス勝ち。
ここでは実績断然。
相手はレッドバリオス。
ここ4戦連続で着外なしと堅実。
今回は連闘となるがオープンでも相手なり。
他ではデビュー2連勝中のペルーサ、先行するとしぶといコスモエンペラー。
◎ヒルノダムール
○レッドバリオス
▲ペルーサ
△コスモエンペラー
第59回スプリングステークスがGI皐月賞最終トライアルとして3月21日中山競馬メインレースとして行なわれる。
芝1800メートル。
前走、東京芝1800メートルの500万特別セントポーリア賞を勝ったバシレウスが重賞初挑戦する。
昨年8月9日札幌芝1800メートルの新馬戦でデビュー。
初戦は2着に敗れた。
続く8月29日札幌芝1800メートルの未勝利戦で初勝利した。
その後2歳オープンや3歳500万下に出走したが連敗。
そして前走、2月21日東京芝1800メートルの500万特別セントポーリア賞に出走。
中団かた脚を伸ばして上がり最速の34秒1の末脚を駆使して快勝した。
父キングヘイロー、母の父キングマンボという良血馬。
この最終トライアルでクラシックの出走権を目指す。
第58回阪神大賞典が3月21日阪神競馬メインレースとして行なわれる。
芝3000メートルが舞台。
春の天皇賞の前哨戦だ。
天皇賞馬メジロマックイーン産駒ホクトスルタンも出走する。
曽祖父メジロアサマ、祖父メジロティターン、父メジロマックーンに続く史上初の父子4代による天皇賞制覇を目指している。
一昨年、初の天皇賞挑戦で4着。
その後、東京芝2500メートルのGII目黒記念で重賞初制覇。
今後の活躍が大いに期待されたが目黒記念後に放牧に出されてリズムが狂った。
一時期はひどいスランプに陥って限界説も囁かれたが約4ヶ月の休み明けで挑んだ前走の京都記念では4着と久しぶりに見所のあるレースを見せた。
ホクトスルタンも今年で6歳。
元々遅咲きの血統。
今年がいよいよ真価が問われる年となりそうだ。
アネモネステークスが今週3月13日中山競馬芝1600メートルを舞台にメインレースとして行なわれる。
3歳牝馬限定の桜花賞トライアル。
本命はワシリーサ。
前走は京都芝1600メートルの新馬戦。
大外枠からのスタートだったが最後は真ん中を割って伸びて快勝。
時計面では地味だがセンスの良さは光った。
半姉に桜花賞馬アローキャリーを持つ良血馬で叩き2戦目の今回は更なる前進見込み。
相手はアニメイトバイオ。
前々走は牡馬相手にGII京王杯2歳ステークス2着、前走はGI阪神ジュベナイルフィリーズ2着と重賞でも互角の競馬。
今回は休み明けだが実績は断然No1。
他では外枠から出遅れた前走は参考外のギンザボナンザ、超スローの前走でも折り合いに不安がなかったミオリチャンは距離延長で注目。
◎ワシリーサ
○アニメイトバイオ
▲ギンザボナンザ
△ミオリチャン
第28回中山牝馬ステークスが3月14日中山競馬芝1800メートルで行なわれる。
芝1800メートルを舞台とした古馬牝馬限定のハンデ戦。
前走、地方交流重賞で待望の重賞初制覇を飾ったブラボーデイジーが重賞連勝を狙って出走する。
ブラボーデイジーはこれまで中央競馬での重賞勝ちは昨年4月25日福島芝1800メートルの牝馬限定重賞福島牝馬ステークスのみだった。
だがその一方で昨年5月17日東京芝1600メートルの牝馬限定GIヴィクトリアマイルで勝ち馬ウオッカに7馬身離されたものの2着は確保するなど大舞台での好走もあった。
そんなブラボーデイジーが前走、川崎競馬ダート2100メートルの牝馬限定交流GIIエンプレス杯でダート重賞初制覇。
今回ハンデは1キロ増の56キロとなるが開幕から道悪が続きパンパン良馬場は期待できない。
時計のかかる今の中山はブラボーデイジーの勝機到来といえるだろう。
第44回フィリーズレビュー3月14日阪神競馬場芝1400メートルを舞台に行なわれる。
3歳牝馬限定の桜花賞トライアル。
桜花賞馬ファレノプシスの娘ラナンキュラスが今年初戦を迎える。
昨年9月12日阪神競馬芝1400メートルの新馬戦でデビューし、後に阪神ジュベナイルフィリーズ3着のベストクルーズにハナ差勝ち。
続く10月10日京都芝1400メートルの牝馬限定2歳500万特別も勝ってデビュー2連勝。
2戦2勝の成績で11月8日京都芝1400メートルのGIIIファンタジーステークスに出走した。
1番人気で迎えられたが道中折り合いを欠くなど若さを見せて4着。
そして前走、12月13日阪神芝1600メートルのGI阪神ジュベナイルフィリーズに出走。
しかしここも4着に敗れてGI制覇はならなかった。
父スペシャルウイーク、母ファレノプシスと両親から受け継いだクラシックホースの血。
まずはトライアルで出走権を確実に取っておきたい。
第5回オーシャンステークスが3月6日中山競馬メインレースとして行なわれる。
芝1200メートルが舞台。
本命はプレミアムボックス。
これまで重賞3勝と実績上位。
3勝全てが人気薄と穴メーカーだが常に人気以上の走りをするところが魅力。
前走はシルクロードステークスで6着敗退だが、トップハンデで上がりがメンバー最速など見せ場十分。
一昨年の勝ち馬でもあり勝機は十分。
相手はグランプリエンゼル。
重賞初挑戦となった昨年のNHKマイルカップで13番人気ながら0秒5差3着、古馬初挑戦となった昨年の函館スプリントステークス勝ちなど意外性タップリ。
前走、シルクロードステークスは伸び案外で0秒8差7着ながら一叩きで一変可能。
他では重賞2連勝中でようやく本格化したキンシャサノキセキ、崩れがないショウナンカザン。
◎プレミアムボックス
○グランプリエンゼル
▲キンシャサノキセキ
△ショウナンカザン
第17回チューリップ賞が今週3月6日阪神競馬場で行われる。
2010年3歳クラシック第1戦目第70回桜花賞と同じ舞台阪神芝1600メートルで行なわれる。
前走、GI阪神ジュベナイルフィリーズ3着のベストクルーズが今期初戦として出走する。
昨年9月12日阪神芝1400メートルの新馬戦でデビュー。
初戦を勝利は3着に敗れた。
初勝利はデビュー3戦目、京都競馬芝1600メートルの未勝利戦であった。
初勝利を挙げると次走でいきなり重賞にチャレンジ。
11月8日京都芝1800メートルの2歳牝馬限定GIIIファンタジーステークスに出走した。
ここで勝ち馬の強烈な決め手には屈したものの好位から雪崩れ込んで0秒1差2着に健闘した。
そして前走、GI阪神ジュベナイルフィリーズに出走。
中団から脚を伸ばして0秒2差3着に入った。
デビューから5戦して1勝2着2回3着2回と着外なしの安定性。
持ち前のしぶとさで桜花賞の権利を獲る。